バス雑学① 日本最長走行距離!〜奈良交通の八木新宮特急線〜
今回はバス雑学編一回目、日本最長走行距離を走る路線バス、奈良交通の八木新宮特急線の乗車記をお送りします。
このバスの運行距離は、169,9km、停留所数は168ヶ所にもなります!
停留所数が168だけど、整理券番号は109までです。(区間で決めているから)
奈良県の大和八木駅南口と和歌山県の新宮駅を結んでいて、所要時間はなんと約6時間30分です。
経由地は、熊野本宮大社や谷瀬の吊り橋、十津川温泉などの観光地です。
1日に3便だけで、運転手さんは交代がありません。さすがに6時間30分は長いので、休憩が3回あります。
休憩は五条バスセンターで10分、上野地(谷瀬の吊り橋)で20分、十津川温泉で10分間です。
早速、大和八木駅ヘ。
すると、
いました!一番左のバスが、新宮特急線の車両です。
早速、乗車。
座った席にドリンクホルダーが付いていました。
カーテンも付いているので、日焼けの心配もなく安心です。
9時15分、新宮に向けてバスが発車。
日本最長距離の路線バスの旅が始まりました!
発車から1時間後、休憩ポイントの五条バスセンターに到着しました。
すると、
なんとまだ終点まで約5時間10分!
なかなか5時間と表示されるバスの電光掲示板はないので、ぜひみなさんもバスに乗って体験してみてください。
ちなみに大和八木駅を発車すると、すぐに「新宮駅まで約6時間30分」と出てきます。
途中、反対側から大和八木駅行きのバスとすれ違いました。
焦ってしまって、上手くバスを撮れませんでした。ごめんなさい。
けわしい山道が続き、第二の休憩ポイントの上野地に到着しました。
上野地は日本一の吊り橋で有名な「谷瀬の吊り橋」(たにせのつりばし)があります。
天気は雨ですが、せっかくなので、行ってみることにしました。
実際に渡ると、木がミシミシいって、今にも落ちてしまいそうな感じがして怖かったです。
上野地でバス撮影。
まだまだ距離は半分も来ていません。
それでは再び発車オーライ!
十津川温泉に向かう途中、
大和八木駅行きのバスともう1回すれ違いました。
あと、十津川温泉のある十津川村は、日本最大の村らしいです(車内放送で聞きました)。十津川温泉に着くと、新型コロナウイルスの影響で、足湯が使えなくなっていました。(8月16日まで)
十津川温泉を発車して少しすると、、、
和歌山県には、湯ノ峰温泉や熊野本宮大社、川湯温泉などの観光地があります。
湯ノ峰温泉に行くカーブがたくさんあり、きついです。
そして15時47分
ついに新宮駅に到着!!
定刻通りの到着でした!
運賃表はこんな感じ
1番が、5350円とは!さすが最長距離!
最後まで乗ったので、プレゼントをくれました。それは、、、
樹齢200年の吉野杉で作ったしおりです。杉のいい香り!
改めて、新宮駅バス停。
達成感が半端ないです。。。
運転手さん、おつかれ様です。ありがとうございました。
路線図はこんな感じ
たくさんのバス停。こんなに通ったんだなぁ。
ちなみに、このバスは路線バスの中での最長走行距離であり、高速バスを含めると、東京から博多間の高速バス(1100km、所要時間15時間50分)が本当の日本最長走行距離バスです。
バスの雑学は面白いなぁと思いました。今度はどんなところに行こうかな!
八木新宮特急線の日本最長路線もまた挑戦したいです。それではこのへんでバイバイ!
今回の車両
日野ブルーリボン
KV290N1
2015年10月製
このバスに乗りたい人に1こだけ。
酔い止めを必ず持っていきましょう。